月別アーカイブ: 2019年12月

児童会冬祭り~12月25日(水)~

  2学期もあと3日となった12月25日(水)に、児童会冬祭りが行われました。児童会長から「みんな仲よく楽しい冬祭りにしましょう。」という挨拶があった後、6年生の児童会役員と有志による劇の発表からスタートしました。

  続いて、姉妹学年(1・6年、2・5年、3・4年)毎にペアを作り、ペアで力を合わせて下條小学校クイズに挑戦しました。「4・5・6年生を全部合わせると何人?」「教頭先生の車の№、数字をたすといくつ?」の他「お正月のあいさつは?」「冬に食べるのに夏というおやつは何だ?」という季節に合わせた問題やなぞなぞも出題され、ペアで相談しながら仲よくクイズを解いていました。全校みんなで楽しむゲームでは、「進化じゃんけん」をしました。へび、アシカ、ウサギ、ゴリラ、トナカイと進化し、サンタとなった人からあがりです。早くサンタになれた児童には、サンタさんからのプレゼントもありました。6年生が一生懸命準備をしてくれたおかげで、全校が仲よく楽しむことができました。

  劇は、「悪者により凍らされてしまった仲間を、みんなが持っている温かい思いやりの心で溶かし、悪者を退治しよう」という内容です。今回は、正義の味方・下條小の味方としていつも登場するカラーレンジャーのリーダーも凍らされてしまうという設定でした。全校児童は大喜びで劇を楽しみました。

来入児一日入学がありました ~12月24日(火)~

  来年の4月に下條小学校に入学予定の子どもは36人です。12月24日(火)には、その来入児のお友だちが、下條小学校1年生との交流会「年長さんようこそ祭り」に参加してくれました。  

  当日、園児を乗せたマイクロバスが到着すると、1年生は大興奮です。ペアを作り会場まで手をつないで案内です。1年生の司会で「年長さんようこそ祭り」が始まりました。 ぶんぶんごまをペアで作り(色を塗る)遊びました。その後、ペアで1年生が用意したゲームで楽しみました。用意したゲームは、「ボウリング」「ボール投げ」「小さい迷路」「くじ引きコーナー」「魚釣りゲーム」「宝探し」「糸電話」「間違い探し」の8つです。ふだん、6年生などの上級生から優しくしてもらっている1年生ですが、この日は年長さんのお兄さん、お姉さんとして張り切って活動していました。 優しくやり方を教えている姿、ゲームを楽しめるように荷物を持ってあげている姿、手を引いて次のゲームに誘う姿、上手くいかないと励ます姿、上手くできて一緒に喜ぶ姿など、相手の気持ちを考えた思いやりあふれる言葉や行動が見られました。自分たちで計画し、準備し、やり遂げることができたことに大満足の1年生でした。

  この日のために、1年生では11月中旬から生活科としての学びの場として準備をスタートさせました。昨年度、自分たちが参加した交流会の様子を思い出しながら、一人一人が交流会に向けての願いを 発表し、「年長さんの名前を覚えて、なかよしになって、学校に来たいなと思ってもらえる交流会にしよう」というめあてを決め出しました。そして、やる内容(プログラムや遊ぶこと)やプレゼントをみんなで話し合いながら決め、準備を進めました。準備を進めながら、年長さんの姿や願いを想像しながら考えていく子どもたちの姿がありました。

ICT活用 ~遠隔授業に挑戦~

   12月24日(火)、喬木村立喬木第二小学校4年生と下條小学校4年生による遠隔授業を行いました。喬木第二小学校は、本校から車で30分ほどの距離にあり、ICTの活用を積極的に進めている小学校です。同じ村内にある喬木第一小学校とも何度か遠隔授業を行っていますが、下條小学校では初めての試みとなりました。

  この日の授業は、初めての顔合わせということもあり、お互いの小学校の紹介やそれぞれが住んでいる喬木村、下條村の紹介をクイズ形式で行いました。初めての体験で緊張気味であった子どもたちでしたが、同じ4年生ということもあり次第に打ち解け、喬木第二小学校の子どもたちの出す問題に真剣にチャレンジすることを通して、相手の村や小学校のことを知ることができました。

個別懇談会・校内作品展がありました。

  12月11日(木)から17日(火)の5日間、保護者と担任による個別懇談会を行いました。学校や地域・家庭において、子どもたちに4月からどのような成長が見られたのかを学級担任と保護者で語り合う大切な機会です。併せて、校内作品展覧会も開催しました。子どもたちが思いを込めて制作した絵画、書写、生活科や家庭科で制作した作品を展示しました。懇談会に訪れた保護者の皆さんも足を止めて子どもたちの力作を見ていただくことができました。

 更に、下條村役場防災担当の方の紹介で、台風15号及び19号による被害に対する自衛隊の皆さんによる救助活動や復興ボランティアの様子をパネルで展示しました。下條村としても災害復旧ボランティアを派遣しており、その活動の様子も紹介されていました。体育館に遊びに行く途中で足を止めて見ている子どもたちも多く、防災に対して自分事として考えるよい機会となりました。

 下條小学校では、12月27日(金)までが2学期の登校日となっており、12月28日(土)より、年末年始休み(冬休み)となります。

村内で活躍する子どもたち ~歌舞伎と合唱~

  11月23日(土)下條村こども歌舞伎教室で、日々稽古に励んできた10名の子どもたちが、多くの観客の前で歌舞伎を披露しました。演目は、『壽曽我異面・工藤館の場』でした。  下條の歌舞伎の由来については、当日配布されたパンフレットに次のように説明があります。  

  享保4年(1719)に人形芝居が旅から来て行われた古文書があり、又それ以前の慶安4年(1651)にも村内吉岡地区へ来村したと伝えられている。その後、享保年間(1716~1735)頃、名古屋から芝居興行の太夫一座が良依存し、小屋掛けして芝居を興行した。その頃より、受け継がれた記録がある。地芝居は、安政年代(1854~)頃が最も盛んであったが、現在も伝承されている。その後、村の行事の折には、時代物を主に上演されていた。  

  歌舞伎の衣装を身にまとい、化粧を施された子どもたちは、難しく長い台詞もすらすらと語っており堂々とした姿を見せていました。会場からは多くのお捻りが投げ込まれ、その度に子どもたちの演技にも力が入っていくようでした。村の伝統文化を継承していこうとする熱意が伝わってくる定期公演となりました。子ども歌舞伎に続いて、大人の上演された下條歌舞伎保存会の皆さんによる歌舞伎も上演されました。この中にも何名かの子どもたちが参加させていただいていました。秋の一日、村内で活躍する子どもたちの姿がありました。

  12月14日(土)『村制130周年記念 県民コンサートin下條』に、コスモスター合唱団(本校の課外活動クラブ)の子どもたちが参加しました。この行事は、長野県県民芸術祭2019の活動の1つとして位置づけられています。諏訪交響楽団の皆さんと、下條村で活動する2つの合唱団(下條コーラス花の木たち・下條小学校コスモスター合唱団)によるステージでした。

  下條小学校コスモスター合唱団は、諏訪交響楽団の方々の演奏で、トトロより「さんぽ」、翼をください、ビリーブの3曲を発表しました。普段ピアノ伴奏で歌っていますが、交響楽団の演奏と共に歌うので、いつもとは違った緊張した表情が見られましたが、気持ちよさそうに歌う子どもたちの姿がありました。演奏を終えた子どもたちの表情はとても輝いていました。師走の1日、村内で活躍する子どもたちの姿がありました。

『なかよし下校』を行いました

 「普段一緒に帰る変える友だちだけではなく、地区毎に下校をすることで、他学年の人とも仲良くなっていきたい」という6年生の願いから、12月5日(木)~10日(火)に『なかよし下校』を行いました。

  丁度この期間は、保護者懇談会前の全校5時間授業の期間であったので、1年生から6年生までの児童が一斉に、地区ごと仲よく下校していくことができました。

 仲良くなるという目的の他に、「下校時の交通ルールをみんなで確認しよう」「車で送迎してもらうのではなく、歩いて下校することで丈夫な体を作ろう」という願いも込められた企画でした。  

 集合時刻が近づいてくると、リーダーの5年生や6年生が先に集合場所に待機し、下級生が来るのを待っていました。6年生に手を引いてもらい嬉しそうに帰る1年生、ふだん一緒に帰ることが少ない近所の上級生に面倒を見てもらいながら安心して帰る低学年の子どもたちの姿がありました。  この企画は、月1回実施している『なかよしの日』で地区の子どもたち同士で遊ぶ経験の中から子どもたちの発想で生まれたものです。この機会だけでなく、地域で過ごす異学年の友達と親しくなる活動を今後も工夫していきたいと思います。

読書旬間

 11月25日(月)から12月6日(金)は読書旬間です。この旬間を通してよりいっそう読書に親しむこと、普段あまり読まない本などにも目を向けて読書の幅を広げる機会とすることを目的としています。

  今年度4月に実施した『全国学力・学習状況調査』での読書に関わる質問項目では、次のような結果でした。

学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たりどれくらいの時間読書をしますか」   1時間以上読書をしている 27.5%(全国比+9.2) 

昼休みや放課後、学校が休みの日に、本を読んだり、借りたりするために、学校図書館や地域の図書館にどれくらい行きますか」  週に1~3回程度行く 37.5%(全国比+20.3)

 「読書が好き」  当てはまる・どちらかといえば当てはまる 80.0%(全国比+5.0)

  3日に公表された国際学習到達度調査(PISA)で、『日本の読解力の順位が、前回の2015年調査の8位から15位と急落した』という報道もあり、読解力を育むことのひとつの要因となる読書量の増加や質の向上が求められています。本に親しんでいる子どもたちが多い本校ですが、より一層の充実をめざして取り組んでいきます。 旬間中は、『朝の読書・午後の読書タイム』、『先生方による読み聞かせ』、『下條村図書館の近藤先生による読み聞かせ会』、『図書委員会によるお勧め本紹介』、『親子読書』などを行っています。子どもたちは、落ち着いた雰囲気の中で本の世界に浸り込んでいます。